
「自分の身体は、自分で整える時代へ」
「治してもらう治療ではなく、自分で治せる力をサポート」
首・肩・腰・膝などの痛みには、必ず原因があります。
そしてその多くは、日常生活の中で自分自身で改善できるものです。(ただし、病院などで専門的な治療が必要が必要なケースは除きます)
当院では、ただ痛みを取るだけではなく、患者さまご自身が身体と向き合い整える力を高めていくことを大切にしております。
運動療法・リハビリテーション
当院では、症状の原因を明確にした上で筋力のバランスの改善を目的とした運動療法を取り入れています。
まずは現在の症状とお身体の状態を丁寧に分析し、「なぜその痛みが起きているのか?」をわかりやすくご説明します。
例えば、反り腰による腰痛の場合には、反り腰を引き起こしている筋肉を緩め、反り腰を支えるために本来働くべき筋肉を使えるようにさせる運動を組み合わせていきます。
ただし、このような筋力の再教育には時間が必要です。筋肉がしっかり使える様になるには、週2〜3回のペースで約3ヶ月。これはパーソナルトレーニングでも同様の期間が必要とされており、継続的・計画的に進めることが大切です。

運動療法を取り入れることのメリット
運動療法を取り入れて、自分でケアができるようになることで、たくさんのメリットがあります。
・痛みの根本原因に自分で対処できるようになる(対処療法ではなく再発しにくい身体を目指せる)
・正しい姿勢と動作が身に付く(見た目も大きく変わります)
・身体の使い方が変わり、怪我の予防や身体が疲れにくくなる
・通院、医療など、人に依存しないセルフケアが身に付く
・結果的に、接骨院や整形外科などに行くことが減り、年間にかかる医療費が削減できる
・将来の健康寿命(元気に活動できる期間)が長くなる

症例
60代男性
腰部捻挫(いわゆるギックリ腰)
初見、寝返り・立ち上がり・歩行も困難な状態で来院。 急性期は安静が基本となりますが、発症が筋肉バランスの崩れが原因と考えられた為、メディセルを併用し炎症部位以外の使い過ぎた筋肉を緩め、炎症の改善とともに使えていない筋肉を使えるように運動療法を取り入れて約2ヶ月ほどで完治し、現在はスポーツクラブで運動をされるくらい回復され、再発もされていません。

60代女性
下腿部挫傷
趣味で続けているバスケットボール中に脹脛(ふくらはぎ)を負傷され来院。 負傷当初は歩行も困難で、運動も制限されている状態でした。 怪我の場合、先ずは急性期の処置と安静が基本となりますが、患者さまには外反母趾があり足趾(そくし)の機能低下が脹脛に過度な負担を掛けていたことが、今回のお怪我の一因と考えられました。
そのため急性処置と並行して、メディセルと早期に足趾の運動療法を導入。 治療開始から2週間ほどで趣味のゴルフは問題なくプレー出来る様になり、現在では注意事項を守りながらバスケットボールも再開されております。
お怪我直後は安静が基本ですが、当院では状況に応じて適切な運動療法を取り入れることで、早期回復を目指すことも可能です。

当院で行う運動療法
「運動療法=キツい筋力トレーニング」ではありません。
運動療法はあくまでも治療の一環で、使えなくなった筋肉を使える様にする治療です。 そうする事で、筋肉のバランスを整わせ筋肉を緩ませる事が目的です。 しかし「どこが使えていないのか?」「どうすれば使える様になるのか?」この2つを判断し、患者さまにわかりやすくご指導させていただいております。 治療前と治療後で違いを体感していただき、次回来院までに患者さまが出来る事をレクチャーさせていただき来院の際には、経過を確認し患者さまからどこがどんな風に変化があったのかなどお聞きした上で治療内容を決め、また次回までに出来ることをレクチャーさせていただいております。
当院は、患者さまと二人三脚で回復を目指しております。 完治した後も再発することなく元気に活動していただけるように未来を見据えた治療を行っております。
そして、患者さま自身は筋肉の正しい使い方を知るだけで、身体は驚くほど変化しご自分の対処能力に自信が持てる様になります。
当院に多く来院される症例
時期にもよりますが、腰痛で来院される患者さまが多い傾向にあります。 その他の頸部(偏頭痛・寝違え)/肩(肩関節周囲炎いわゆる四、五十肩)/変形性関節炎(膝・手指)などの症状は比較的に我慢できてしまうのが現状です。我慢できてしまうという事は、来院される時はすでに症状が重く、治療にかなりの期間がかかることもございます。
急性外傷につきましては、足関節捻挫・肉離れの患者さまが多く、各競技選手・学生(小学生〜高校生)・成人ランナー・スポーツクラブ会員の方が多く来院されております。